この数年、この憎き手の水泡に悩まされています。
あのかゆくて痛い水泡。
汗疱です。
きっと悩まされている人多いはずです。
汗疱は、ステロイドを塗ったからと言って、数週間で完治するものではありません。
できては治りを、何度も何度も繰り返します。
本当にきりがない。。。
しかも尋常じゃないほどのかゆみです。
夜中、かゆくて何度も目が覚めるほど。
ここで、汗疱歴約2年の私が、身に着けたかゆみをやわらげる方法などをご紹介します。
汗疱とは??
どんな症状??
汗疱とは)
汗疱とは、正式名称は異汗性湿疹。夏季や季節の変わり目など、毎年決まった時季になると、手や足の指の側面、腹面、手のひら、足の裏などに小さな水ぶくれができたり皮がむけてきたりする病気で、小児から思春期に多く発症します。
この様に言われていますが、私の経験上、季節はあまり変わらないかなと思います。
なんだったら、1年中できていますので。。。
特定の季節になったら酷くなることもないように感じます。
しかも原因は正直分からないそうです。
汗に関係してるかも?というレベルです。
手のひらや指にできることが多いですが、稀に足の裏にもできるため、水虫と間違う場合もあるようです。
少しマシになっていますが、今現在の私の汗疱ちゃんは、こんな感じです。
大き目の水泡ができたり、小さめの水泡が密集したりします。
特にこの大き目の水泡がかゆいやら、痛いやら。
少しジンジンする感覚もあります。
でも菌やウイルスではないので、他人に感染させる恐れはありません。
これは一安心ですね。
治療方法はあるの??
ココがポイント
そうなんです、有効な治療法はなく、対処療法しか今はありません。
「対処療法=ステロイド」ですね。
しかも皮膚科で処方されたステロイドは、「アンテベート」。
ステロイド外用薬の強さは、もっとも強い1群から、弱い5群の5段階にランク付けされますが、この「アンテベート」は2群[非常に強力]に入ります。
湿疹などで処方されるのは、体はⅢ群、顔はⅡ群が一般的です。
お医者さんいわく、汗疱はそんなレベルのステロイドでは効果は出ないそうです。
でも汗疱は長期戦です。
塗って数日で治るような、そんなやわい敵ではありません!!
この強めのステロイドを何年も塗り続けることに、抵抗を感じる人がいると思います。
私もその中の一人です。
ここで、キャリア2年の私が身に付けた対処療法を紹介したいと思います。
かゆみをやわらげる方法を紹介します!
用意するもの
- 亜鉛華軟膏
- ティッシュ
- 包帯などを巻くテープ(絆創膏でもOK)
これだけです!
ご自宅にないかもしれない物は、「亜鉛華軟膏」。
聞いたこともない方もいるかもしれません。
亜鉛華軟膏とはどういうもの??
亜鉛華軟膏とは)
“酸化亜鉛”を含む軟膏です。
酸化亜鉛には、患部を保護し、炎症をやわらげる効果があります。
また、患部の浸出液を吸収し乾燥させる働きもします。
これらの作用により、皮膚の再生を助け傷の治りをよくします。
第三類医薬品になりますので、ドラッグストアや楽天市場などネットでも購入できます。
消炎作用がおだやかなので、比較的軽い症状に適しています。
つまり、ステロイドのような劇的な効果は期待できませんが、皮膚保護薬として長期に使っても安心です。
私と亜鉛華軟膏との出会いは、こどものおむつかぶれです。
亜鉛華軟膏を同じ理由で知ってる方も多いのではないでしょうか。
おむつにより、長時間おしっこやうんちが赤ちゃんの敏感な肌に触れることで刺激となり、炎症を起こしてしまう症状です。
その時に肌を保護するため、この「亜鉛華軟膏」がよく使われます。
つまり、おむつをしているような赤ちゃんが塗っても、安心な軟膏というわけです。
汗疱の場合、ステロイドを塗っても劇的な効果や即効性はなく、あくまでも対処療法です。
つまり、長期的に使っても安心な亜鉛華軟膏を塗っても、長期的な使用に向いていないステロイドを塗っても、効果はあまり変わらないということです。
実際に塗ってみましょう!
この亜鉛華軟膏を水泡にたっぷり塗ります。
盛り上がるぐらいたっぷりです。
こんな感じ。
次に用意するものは、ティッシュです。
まず、ティッシュを半分に切ります。
半分に切ったティッシュを端から、くるくると丸めて棒状にします。
長い場合は半分に切ってください。
指の先から付け根まで巻きたい場合は、長いままで大丈夫です。
あとは、このティッシュを指に巻き付けて止めるだけです。
止めるのに使うものは、包帯やガーゼを止めるのに使うこういうテープです。
常備しているご家庭もあるかもしれません。
ない場合は、絆創膏でも代用可能です。
ただし、ティッシュを挟まずに、直接の絆創膏はおススメしません。
たっぷり塗った亜鉛華軟膏がはみ出してしまいます。
完成です!!(汚い手で、申し訳ありません)
簡単です☆
ご注意いただきたいのは、ご存じのとおり使っているのはティッシュなので、水に激よわです。
このまま手を洗ったり、水仕事をするとふやけて取れてしまいます。
水仕事をする時はゴム手袋を忘れないようにしてください。
私は、寝ている間だけ付けていることが多いです。
一晩、付けた結果は・・・?
では、どうなったか見てみましょう!
水泡が乾燥してカサカサになっているのが分かると思います。
汗疱は水泡ができている時が、ピークにかゆいです。
亜鉛華軟膏には、患部の浸出液を吸収して乾燥させる作用があるため、かゆみの元になる水泡を乾燥させてくれます。
ステロイドを塗ることに抵抗がない方は、亜鉛華軟膏を塗る前にステロイドを塗ると、さらに効果が上がります。
このままだと乾燥していて、また汗疱ができてしまうので、クリームやオイルを塗っています。
クリームとオイルは、息子のアトピーの保湿と同じものを使用しています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
もちろん一晩だけで、かゆみが全くなくなることはありません。
「やらないより、やった方がマシ」程度の時もあります。
でも、本当に「やらないよりマシ!」なんです。
汗疱の辛さは、できた人にしかわかりません。
このかゆさとの長期戦。
本当に心が折れます。
だからこそ、気休めでもいいので、対処療法でもいいので、このかゆさをやわらげてほしい!と思っている方多いと思います。
私はこの方法で、精神的にも肉体的にも、間違いなく辛さは軽減されています。
憎き水ぶくれ、汗疱に悩まれている方、損はないと思うので、ぜひ試してみてください。
一緒に汗疱と戦っていきましょう!!