中学受験を決めた後、親がまず一番に悩むのがこの塾選び。
中学受験用の進学塾は、私たちが住んでいる関西では日能研と浜学園が圧倒的2強。
どっちにしようか悩んだ結果、マリンは『日能研』に通うことに決めました。
『日能研』と『浜学園』をいろんな角度から比較していきます。
みなさんの塾選びの参考にしていただければと思います。
日能研と浜学園の概要
設立 | 本拠地 | 教室数 | |
日能研 | 1973年 | 関東(神奈川県) | 153 |
浜学園 | 1959年 | 関西(兵庫県) | 51(駿台・浜学園含む) |
日能研は全国展開をしており、特に関東地方に教室がたくさんあります。
一方、浜学園は関西を本拠地にしており、関東地方は2013年に駿台と手を結び『駿台・浜学園』を開講。
教室数は全国展開している日能研が圧倒的に多いですが、私達が住んでいる関西地方では日能研と浜学園の知名度は同じぐらいあります。
私の小学生時代から両方ありましたが、今も昔も浜学園の方がレベルは高いと言われています。
レベルについては合格実績からも見てとれます。
日能研vs浜学園
合格実績
2021年の合格実績を比較してみました。
関西の主な私立中学校です。
私の独断と偏見のラインナップなので、詳細は各HPを参照してください。
赤字は合格者日本一で、浜学園が最もアピールしているところです。
日能研は偏差値によらず幅広い学校に多くの合格者がいます。
日能研と比較して生徒数は少ない浜学園が、灘中・甲陽中・神戸女学院中など、偏差値が高い中学校は浜学園の方が合格者は多いです。
特に人気の灘中・甲陽中・神戸女子学院中を目指す場合は、浜学園一択といっても過言ではないかもしれません。
入塾から受講まで
日能研も浜学園も受講には『入室(入塾)資格』が必要です。
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1入室(入塾)テスト
日能研は小学校3年生以上で、無料テスト、日本全国公開模試(無料)、特別入室テスト(無料)などを受験します。
浜学園は公開学力テスト(有料)、オープンテスト(無料)、土曜入塾テスト(無料)などを受験します。
科目は国語と算数の2科目です。
半分は小学校の今までの勉強ができているか、残り半分は本人にとって見たことも聞いたこともない問題が出ます。
しかも結構な応用問題で、普段学校の勉強のみだとこのようなテストに慣れていないため、まず問題の意味から分からないことになるようです。
このようなテストで好成績を狙うようであれば、普段から問題集を購入して問題に慣れておくことが必要です。
事前準備なく丸腰で受けたマリンにとって、日能研入室テストのレベルは高かった。。。
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2入室(受講)資格証
所定以上の成績があれば、入室資格がもらえます。
ほとんどの子が合格できるはずです。
塾も営利企業のサービス業。
よっぽどの成績ではない限り入室資格がもえらえるはずです。
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3入室手続き
各校受付で手続きをします。
各種説明を受けて、テキストを受け取ります。
そして日能研ではあの憧れの『Nマーク』のバッグがもらえます。
あ、もらえるじゃなくて、入会金に込々で払っているんだった。。。
クラス分け(2021年度4年生)
入室(入塾)テストの結果でクラスが決まります。
マリンは2021年度小学4年生で入室しましたが、テストの結果は散々たる結果でした。
結果の詳細については、別の投稿でお伝えします。
日能研の小学4年生は「本科1」と「本科2」の2クラスで、「本科2」の方がレベルは上です。
マリンはもちろん「本科1」です。
ココがポイント
4年生の間に「本科2」クラスに上がることを目標にしています。
クラス替えのシステムはこのようになっています。
サイクル | 基準 | |
日能研 | 2か月毎 |
学習力育成テスト3回+公開模試1回 |
浜学園 | 2か月毎※ |
公開学力テスト2回+復習テストの総合成績 |
※土曜マスターコースは4か月毎
クラス替えテスト
クラス替えの参考になるテストの概要です。
日能研
日能研は「DI(デジタルイメージ)学習支援システム」を採用しています。
なんと当日に答案用紙を持って帰り、その日のうちに答え合わせ、見直しができ、二日後にはweb上で詳細な結果を確認することができます。
どのような仕組みかというと、当日のその場で答案用紙を回収し、スキャニングします。
スキャニング画像を採点センターに転送し、二日後には採点済画像と詳しい成績がアップされます。
テストは基本土曜日に行われますので、マリンの場合はテストの見直し箇所が多すぎて、週末はほぼこれで終わってしまいます。
学習力育成テスト
日々の学習を確認する復習テストで、直近2週間分の範囲が出題されます。
2週間分ということは、国語と算数は2回分、理科は1回分となり、普段の授業と宿題の両方から出題されますので範囲は結構広いです。
マリンは講義と宿題だけでは理解が追い付かず、別途テスト前にテスト勉強もしています。
命がけで挑んでいるテストの結果は。。。。。。。。泣
全国公開模試
別名「実力判定テスト」と言われます。
実施回数は、4年生で8回(年間)、5年生で11回(年間)、6年生は3回(2~4月)です。
日能研本科生だけではなく、他の進学塾からも多数受験してくるため、相対学力診断が可能となります。
浜学園
復習テスト
「授業→家庭学習→復習テスト」の学習サイクルをベースとしており、毎回授業義の後、前回の授業の学習内容をテーマとして出題されます。
1週間ごとに組まれている「学習計画表」があり、その「家庭学習」の範囲から80%以上が出題され、実力と努力の双方が結果に反映されるようになっています。
公開学力テスト
月一回の実力テストです。
概要は日能研の「全国公開模試」とほぼ同じです。
まとめ
浜学園には実際に通っていないため、詳しいことや雰囲気は分かりませんが、基本的なところは、日能研も浜学園も変わりなく感じます。
ただ「日能研」は全国展開しているせいか、組織力・資金力を感じます。
両方の塾の説明会に参加し、最終的にマリンは「日能研」に入塾を決めました。
今回は長くなってしましましたので、日能研に決めた理由などは次回以降にお話しします。